イベントマガジンBANZAIのWEB リニューアルに向けて
|
イベントマガジンBANZAIは2009年、シミズオクトに「プロデュース部」という部署が誕生し、様々な新しいビジネスにチャレンジするという目標の中、イベント業界に育てて頂いたシミズオクトがイベント業界をもっと盛り上げることで恩返しをできるのではないか、というコンセプトのもと創刊致しました。
途中、紆余曲折がありました。2011年東日本大震災の時にはほぼすべてのイベントが自粛により中止になりました。そんな中、社内ではこんな雑誌を出していて良いのかという議論になり、廃刊の危機に見舞われました。しかし、そんな時だからこそ、イベントで日本を元気にしよう!というエールを掲げてすぐに復帰、被災地での様子や各地で行われた復興イベントを掲載しました。
また、BANZAI Presentsイベントもたくさんやらせて頂きました。手塚プロダクション様らと共同主催した「Baba Fest」、ニューヨーク・ブロードウェイで筒井康隆さん原作の舞台「陰脳録」、パリでは久石譲さん指揮、現地のオーケストラと100名の合唱隊によるジブリコンサート、日本では5年連続で行っている世界ストリートけん玉選手権「catch and Flow」など、また、イベントマガジンBANZAIがきっかけで懇意になった山本寛斎さん。イベントで日本を元気にというコンセプトが私たちと一緒で、様々な場所でご一緒させて頂きました。
そんな私たちが心待ちにしていた2020年。なのに、想像もしていなかったコロナウイルスによるイベントの自粛、そしてオリンピックの延期。イベントマガジンBANZAIも春号をダイヤモンド☆ユカイさん表紙で制作させて頂きましたが、私たちが配布の中心としているレコード店、ライブハウス、イベント会場などが閉鎖になっており、雑誌が次々と会社に返送されて来ました。いつかはネットのみになるかも知れない、と思いつつも10年以上頑張って来たイベントマガジンBANZAIですが、コロナウイルスがきっかけでWEB化を決心しました。
WEB化をしたことでの良さを取り入れつつ、これまでと同じよう、スポーツやエンタテインメントやイベントの作り手の思いやバックステージストーリー、そして、コロナウイルスとの戦いも皆さんに伝えていくことができればと思っておりますので、一層の応援をお願い申し上げます。
(今後、不定期で創刊号からのトピック振り返りもしていきたいと思っておりますのでそちらも是非読んでくださいね)
2020年イベントマガジンBANZAI発行人 清水佳代子