吉成ゆい『大好きな人」』沖縄レコーディング・レポート
|2018年10月24日吉成ゆいのこれまでのすべての想いが詰まったアルバム「大好きな人」が発売された。この作品は9月に沖縄にてレコーディングが行われたのだが、その模様を少し伝えたいと思う。
徹夜よりも一緒に仕事ができることが楽しい
前日に沖縄到着。まだ残暑が残る曇り空ではありながら沖縄らしい優しい空気が一行を包む。この日は移動日であったが、吉成ゆいにとってはプロデューサー・作曲家・アレンジャー・ギタリストである島袋優(BEGIN)からの出された作詞のダメ出し、そして次の日の歌のレコーディングまでに作詞を仕上げなければならないというプレッシャーにより、若干緊張の面持ちであった。
「第1案をにーにー(島袋さん)にダメ出しされてしまって笑。甘かったですね。テーマが絞り込めてないって」と吉成ゆい。詞は全面書き直しとなり、深夜まで島袋さんとのLINEでのやり取りは続いたとのことだ。吉成ゆいからすると、「徹夜した日もあったり、なかなか言葉が出てこない産みの苦しみもありましたが、そんなことより、にーにーと一緒に作品を作っている、その嬉しさの方が強くて、幸せを噛みしめながら作詞していました。」とのことだ。
彼女の作品に対する情熱が感じられる。
そしていよいよ歌入れの日、吉成ゆいは最後の一瞬まで詞の世界観と格闘しつつ最大限のボイスパフォーマンスのための喉の準備をしていた。
午後、島袋優さんのスタジオに到着。まずは島袋さんとの再会を喜び合う。島袋さんと吉成ゆいは約15年前、、BEGINが『オジー自慢のオリオンビール』をリリースした時にドラマーとしてレコーディングに参加して以来の旧知の仲。今でも「にーにー」「サリー(吉成ゆいの旧芸名)」と呼び合っている。
にーにーのおかげでリラックスすると夢が見えた
その後アットホームなスタジオで歌入れの準備が行われた。緊張をほぐすために身体を動かす吉成ゆい、そして優しい言葉をかけて吉成ゆいを励ます島袋さん。そしてとうとう吉成ゆいの書いた詞にOKが出る。
「歌入れ前、アレンジされた曲を聴かせていただいた時、イントロからにーにーのあったかすぎるギターの音色に涙が込み上げてきて、泣けて歌えないんじゃないかという心配もよぎりました」ったり」と吉成ゆいは振り返る。
そしてレコーディング。吉成ゆいはふっと力を抜いたような面持ちで歌い始める。島袋さんの優しいギターの音色が流れ、歌入れが始まった。優しい空間の中、レコーディングは順調に進み、島袋さんからOKが出る。その時の様子を本人は「実は練習テイクでは少し緊張していて声が縮こまっているのがわかりました。だけど、にーにーが緊張をほぐすように優しく励ましてくれて、大空へ羽ばたくようにと意識すると、徐々にリラックスして歌うことができました。またその時、一緒にステージで歌っているイメージも見えたんです、実現するといいなっと思いながら歌っていました。」と語る。ミスも迷いもない歌いっぷりで比較的短時間でレコーディングは終了した。
応援を受けて羽ばたく
エンジニアの方から音源を受け取り、ほっとした様子の吉成ゆい。次の日は休みなく沖縄でお世話になった方々への挨拶回りで過ごすことになる。吉成ゆいからすると「沖縄があるから今の私がいる。恩返しできる人になりたい。」という十分な意気込みだ。沖縄の皆様の大声援を得て、気持ち新たに活動して行くという今後に期待しよう。
沖縄応援団の皆様
吉成ゆいの沖縄応援団の紹介をさせていただきます。
吉成ゆいartist information
12月2日(日)吉成ゆいコミコンスペシャルライブ
場所:幕張メッセ9・10・11ホール(東京コミコンBANZAIステージ)
11:25-11:55
http://tokyocomiccon.jp/stage.html
12月7日(金) BABAGOYA LIVE 22th
場所:BABAGOYA
18:00-
12月9日(金)吉成ゆい 『大好きな人』発売記念リリースイベント
場所:そごう千葉店 本館1階 正面入口前広場 特設会場
13:00-/15:00-
12月23日(金祝)VenusFort Christmas Live 2018
場所:ヴィーナスフォート教会広場
13:00-/16:30-