ラックライフが映画『文豪ストレイドッグス』に捧げるバンド史上最高傑作バラード!
|結成10周年を記念するライブバンド、ラックライフが贈る2018年の第1弾シングル『僕ら』が2月28日にリリース。表題曲は相性抜群の『文豪ストレイドッグス』シリーズの劇場版エンディング主題歌に決定! text :橘川有子
ラックライフが映画『文豪ストレイドッグス』に捧げるバンド史上最高傑作バラード!
大阪・高槻が産んだ、良質のメロディに乗せ胸に刺さる言葉を情感豊かに歌い上げる4ピースバンド、ラックライフ。ライブハウスを主戦場として闘う生粋のライブバンドでもある。
結成10周年のアニバーサリーイヤーとなる2018年。第1弾シングルとしてリリースされる『僕ら』は、映画「文豪ストレイドッグス DEAD APPLE(デッドアップル)」エンティング主題歌として書き下ろされたものだ。TVアニメとのコラボを含めると今回で3度目となる相性の良い作品。
作詞作曲を手掛けたPON(Vo&G)は、タイアップソングを書く際に必ず作品の登場キャラクターと自らが重なる部分を見出し、楽曲に落とし込んでいくという。だからこそ、聴き手にもリアリティを持ってその歌声が響くのだろう。耳に残るキャッチーなリフで始まり、淡々とした口調ながら”神様ならさっき出て行ったよ/願い祈りはきっと届かないから”という衝撃的な言葉が心を鷲掴みにする『僕ら』。どこか意味深な歌詞には、苦しみを味わっても己の道を歩もうとする主人公と、紆余曲折を経験しつつも音楽活動をやめない自らの姿を重ねているという。ゆえに、曲全体を覆うのは失望や空虚ではなく、前を向こうとするエネルギーだ。その静かな熱量は凄まじく、ポップミュージックの形態を取りながらもあたかも一大叙事詩のような趣すら感じる。
華麗なストリングスと骨太なバンドサウンドが絡み合う音の世界は、PONの繊細かつエモーショナルなヴォーカルによってさらなるドラマ性を帯びていく。映画の深淵なる世界感と「僕ら」は必ずや見事なマッチングを見せるに違いない。
…と、こんな風に書くと、敷居の高い小難しいバンドに思うかもしれない。確かにラックライフは知的な側面を持つが、と同時にとてもフィジカルなバンドでもある。インディーズ時代は年間120本ものライブをこなし、今もライブハウスへの偏愛を公言し続けている。そんなライブ愛を形にしたのがカップリング曲『ライターライナー』だ。
疾走感溢れるロックなナンバーは、ライブの定番人気になること必至だろう。かと思えば、もう一方のカップリング曲『贅沢病』は、PONならではの洞察力と独自の視点による歌詞と、楽器隊の遊び心が見事に一体化したナンバー。プレイアビリティの高いバンドならではの表現力をぜひ堪能してほしい。10周年を迎え、ますますギアを上げて邁進するラックライフ。名曲の予感がひしひしとする『僕ら』すら、彼らの快進撃の序章に過ぎないのかもしれない。
INFORMATION
NEW SINGLE
『僕ら』
NOW ON SALE LACM-14734 ¥2,100 (税別)
Website:www.luck-life.com
PROFILE
大阪出身の4ピースギターロックバンド。2008年3月より大阪・東京を中心に全国的な活動をスタート。2016年5月にTVアニメ「文豪ストレイドッグス」ED主題歌シングル『名前を呼ぶよ』にてメジャーデビューを果たす。若くして10年越えのキャリアと絆が培ったグルーヴ、言葉の1つ1つが伝わる力強いメッセージと歌声、ヒットポテンシャルを存分に備えたグッドメロディ…全国津々浦々で熱い血が通ったポップミュージックをかき鳴らし、オーディエンスのみならず時にバンドマンをも魅了する、ザ・ライブバンド。