BABA GOYA 12th SPECIAL LIVE
|2017年9月29日(金)開催
会場 : BABA GOYA(シミズオクト クリエイティブスタジオ B1F)
自然とほほえんでしまう
陽気で温かなアメリカ南部の伝統音楽
今年9月末日、高田馬場BABA GOYAにて12回めとなる、イベントマガジンBANZAIプレゼンツSPECIAL JAZZ LIVEが開催された。開場から時計の針が180°を回り18:30、オープニングアクトとしてリケジョ・シンガーソングライターの式 紗彩が登場。ハイトーンボイスを得意とする彼女だか、途中で声が出ないハプニングも。せき込みながらも最後まで歌い切った彼女に向け、未来の期待も込めてか温かい拍手が上がった。
そして、今回のメインアクト“古川奈都子トリオ”が登場。満面の笑みでステージに表われた姿に、会場の緊張した雰囲気が一気に和らいだ。リラックスした状態から始まったショーは、彼女たちの胸の中にあるジャズへの愛が溢れており、愛おしさを感じるポップなミュージックから幕開け。力強くはじき出された鍵盤の音は、音楽を純粋に楽しんでいるような、心が躍る音色であった。勢いあるユーモア満載のピアノに合わせて、身体の芯にまで響きわたるようなエネルギーを感じるサックス。そして、一音一音を丁寧に、リズムを刻んだギターがミックスすることで、まるで、ニューオリンズにいるかのような気分に。その息を飲むような演奏に、会場のオーディエンスも一気にヒートアップ。
長年3人で活動してきたからこそ表現できる彩り豊かなセッションに、会場は最高潮の盛り上がりを見せ、秋の夜長を満喫できる最高の一夜となった。
古川奈都子トリオ
古川奈都子(ピアノ)、海付豊(サックス)、佐久間和(アコースティックギター)
ジャズの発祥地であるニューオリンズの抜けるような青空の昼下がり、路地を入った中庭から流れてくるリラックスしたリズム。そんな空気感を音楽に乗せ、2000年より精力的にライブ活動を行っている。このこだわりをルーツに、ニューオリンズジャズ、スイングジャズ、ゴスペル、ブルースなど、ニューオリンズで日常的に流れている美しく、シンプルなメロディーを繰り広げている。 2017年には、2枚目のアルバム”CITY OF NEW ORLEANS “をリリース。アメリカ南部、ニューオリンズに向かう旅をテーマに、フォーキーなサウンドを伝承している。
古川奈都子HP: www.pianonatsuko.com/
Opening act
リケジョ・シンガーソングライター
式 紗彩
ポップスからバラードまで、幅広いオリジナル曲を披露し多くのオーディエンスを賑やかせた式 紗彩。
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